紀伊半島の環境保と地域持続性ネットワーク | 紀伊・環境保全&持続性研究所(三重県津市) 連絡先:kiikankyo@zc.ztv.ne.jp |
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数百年、千年を超える年輪を重ね生き続けてきた巨木は、その土地の自然環境を表すとともに、人々に悠久の歴史を感じさせ、畏敬の念を起こさせるものがある。巨木は、忙しい現代社会において、日頃忘れている人間存在の時間的な短さ、歴史の一こまとしての存在を思い起こさせる貴重な自然遺産である。
現在、ほとんどの巨木は、周辺に住む人々に大切にされ、世話をされている。こうした人々の思いは、人間を大切にすることにも通じる。巨木は自然保護の象徴でもある。
また、巨木の太い下枝1本の年輪を見れば、その土地の数百年以上にわたる気候変動が分かり、巨木は環境変動の生きた証人ともなり得る。
しかし、一度切り倒されたならば、それらの価値は失われてしまう。そして、その巨木をまた見ようとすれば、同じ膨大な時間を要し、ひ孫の世代ですらそれを再び見ることはできない。巨木を保全していくことは、地域の環境を保全していくことの象徴でもある。
そこで、紀伊半島(三重県、和歌山県、奈良県)の気候風土が育んだ巨木を訪れることによって、紀伊半島の潜在的な自然環境と、太古の森林に思いをはせてみようではありませんか。
当ホームページの「紀伊半島の巨木を訪ねる」を巨木の保全に関心を持つ皆さん方のデータベースとして使って下さい。そして、保全に役立つ観察記録や写真がございましたらご寄稿下さい。皆で巨木ウオッチャーになろうではありませんか。